オンライン内見で即決した僕が、画面越しに確認したこと・住んでから気づいたこと

オンライン内見で即決した僕が、画面越しに確認したこと・住んでから気づいたこと(夜の東京とオンライン内見のイラスト) 上京・部屋探し

前回の記事で、上京の部屋探しを全部オンライン内見で済ませた話を書きました。3軒を3時間で見て、その日のうちに即決。一度も現地に行っていません。

上京の部屋探し、全部オンライン内見で済ませた結果【3軒・3時間で即決】

今回はその続きです。画面越しの内見で、僕が何を確認したのか。そして、何を見落としたのか。

先に結論を言います。

確認したことは、ほぼ全部正解でした。部屋には今も満足しています。ただ、住んでみて初めて気づいたことが5つありました。どれも、画面には映らないものでした。

これからオンライン内見をする人が、僕と同じ見落としをしないように。確認したことと見落としたこと、両方を正直に書きます。

画面越しに確認したこと

オンライン内見は、担当者さんがスマホのカメラで部屋を映してくれる形式でした。僕がやったことはシンプルです。「自分の目で見る」を最初から諦めて、担当者さんの目と手を借りました。

その前に、前提をひとつ。部屋の条件は、検索の段階でほぼ絞り込んでいました。

  • 鉄筋・鉄骨造
  • バストイレ別
  • 室内に洗濯機置き場あり
  • エアコン付き
  • 築30年以内
  • 最寄り駅から徒歩15分以内

つまり、ここに挙げた条件は内見で確認する必要がありません。検索サイトの条件欄がすでに保証してくれています。

じゃあ内見で何を見るのか。条件表に載らないことです。僕が画面越しに確認したのは、この5つでした。

トイレのウォシュレット

これは絶対条件でした。ただ、検索条件の欄には入れていません。条件で絞りすぎると物件が消えるからです。だから内見で確認する。カメラで映してもらって確認しました。

ベランダからの景色

窓を開けて、ベランダから外を映してもらいました。目の前がどうなっているか、洗濯物を干せそうか。

エアコンの年式

エアコンは自分で選べません。古いと電気代に直撃します。本体のラベルを映してもらって、製造年を確認しました。

水回りの綺麗さ

ここはカメラ越しだと限界があります。なので聞き方を変えました。「担当者さんから見て、綺麗だと思いますか?」。画面の画質ではなく、現地にいる人の肌感覚を借りる作戦です。毎日湯船に浸かるので、お風呂は特に気にして見ました。

カーテンのサイズ

これは確認というより、お願いです。窓のサイズをメジャーで測ってもらいました。おかげで入居初日からカーテンがぴったり。地味ですが、一番「やってよかった」と思っている確認かもしれません。

即決の決め手

3軒見て、その日のうちに決めました。決め手は4つです。

3軒の中で一番、職場に近かった

僕の最優先条件はこれでした。満員電車が怖かったからです。職場から2駅。仮に満員だったとしても、これならギリギリ耐えられるだろうという近さでした。

最上階だった

上の階の足音問題が、構造的に存在しない。一人暮らしの騒音トラブルで一番多いのは上からの音だと聞いていたので、これは大きかったです。

ウォシュレットがついていた

絶対条件をクリア。

築年数のわりに、部屋が綺麗だった

画面越しでも「あ、思ったより綺麗だな」というのは伝わってきました。担当者さんの「綺麗ですよ」の証言とも一致。

冷静に並べると、地図でわかること2つ、設備1つ、見た目の印象1つ。画面越しの情報だけで決めたというより、「画面がなくてもわかる情報」と「担当者さんの証言」で決めた、が正確かもしれません。

住んでから気づいたこと

ここからが本題です。住んで2年、「これは内見じゃわからなかったな」と思ったことが5つあります。

① お湯の温度が安定しない

シャワーを浴びていて、前にお湯を使ってから時間が経っていると、最初少しだけお湯が出る→冷水になる→またお湯が出る、を繰り返します。あと、蛇口をしっかり捻っておかないと、途中から冷たい水しか出なくなることもありました。

今では慣れたので全然苦ではありません。ただ最初は苦戦しました。僕は毎朝コールドシャワーを浴びる意識高い系なのですが、自分で浴びにいく冷水と、不意にくる冷水は別物です。あれは地味にしんどかったです笑

② 部屋が、思ったより暗い

周りに高い建物があって、日中でも部屋は暗めです。

僕はベランダからの「景色」は確認しました。でも「日当たり」は見ていません。景色と日当たりは、似ているようで別物です。内見した時間帯にたまたま明るければ、それ以上はわからない。

ただ、僕は日中家にいることがほとんどありませんし、夏は涼しいので特に気になっていません。在宅ワークの方や家にいる時間が長い人は、意識して確認するといいかもしれません。

③ 冬の結露がすごい

窓が結露でびっしょりになります。放っておいたらカビるんじゃないかというレベルです。

これは半分、仕方ないと思っています。内見したのは冬ではなかったので、季節の問題は原理的にわかりません。それに、結露はどの家でも多かれ少なかれ出るものです。「結露出ますか?」と聞いても担当者さんを困らせるだけなので、これは「住んだらこまめに拭く」でいいと思います。

僕はズボラなので放ってますが。

④ たまに、揺れる

ソファに座っていると、揺れを感じることがあります。たぶん、周辺で工事が多いからです。

まあ、これも慣れたので今は何とも思っていません。気になる方は、内見のときに近くの工事の様子をなんとなく確認してみるといいかもしれませんね。

⑤ スーパーが小さい

周辺にあるのは、まいばすけっとのような小型スーパーだけ。地元のスーパーはバカでかくて安いのが当たり前だったので、このギャップは想像以上でした。

「スーパーが近くにあるか」は地図で調べました。あることは確認済み。でも「どんなスーパーか」までは考えもしなかった。地方から上京する人ほど、ここは引っかかるポイントだと思います。売り場の広さも、値段の感覚も、地元とは別物です。

おまけ: お風呂の壁にマグネットがつかない

実はこれ、内見で聞いたんです。「壁にマグネットつきそうですか?」と。さすがに担当者さんも磁石は持っていませんでした笑

「クレームは言わないので、率直に教えてください」と伝えたら、「いやー、つくんじゃないですか」とのこと。

つきませんでした。

まあ、どうしようもないので、水に強い両面テープ的なもので代用しています。聞いても、わからないものはわからない。そういうこともあります。

良い方向の誤算

見落としの話ばかりしましたが、逆もありました。予想していなかった、良い方の誤算です。

土日が、静かすぎる

僕が借りたのはオフィス街の物件です。職場からの近さを最優先にした結果、そうなりました。

平日はそれなりに人がいます。でも土日、街から人が消えます。一人暮らしの休日としては、かなり快適です。

これ、狙ったわけではありません。完全に偶然です。職場が繁華街に近かったので、家も必然的にうるさくなると思っていました。実際は、平日だけうるさい繁華街。いい意味で裏切られました。

つまり、画面の外側にあるのは悪いことだけじゃない。見落としの中には、こういう当たりも混ざっています。ただし僕の場合は運が良かっただけで、逆の目が出ていた可能性も普通にあります。

まとめ

最後に、この記事の内容を整理します。

検索条件で絞ったこと(内見で見る必要なし)

  • 鉄筋・鉄骨造/バストイレ別/室内洗濯機置き場/エアコン付き/築30年以内/駅徒歩15分以内

画面越しに確認したこと(正解だった)

  • ウォシュレットの有無
  • ベランダからの景色
  • エアコンの年式
  • 水回りの綺麗さ(担当者さんの肌感覚を借りる)
  • カーテンのサイズ(測ってもらう)

住んでから気づいたこと(画面に映らなかった)

  • お湯の温度の安定性
  • 日当たり(景色と日当たりは別物)
  • 冬の結露
  • たまにくる揺れ
  • スーパーの規模

こうして並べると、綺麗な教訓が出てきそうなものです。「事前にこう質問すれば見落としはゼロにできる」みたいな。

でも正直に書くと、そうはなりませんでした。

マグネットの件が象徴的です。僕は聞いたんです。担当者さんは「つくんじゃないですか」と答えて、つかなかった。聞いても、わからないものはわからない。日当たりも結露も揺れも、たぶん同じです。事前の質問で潰せた見落としは、実はそんなに多くない。

じゃあオンライン内見は危険なのか。僕の答えは逆です。

住んで2年、見落とし5つのうち、致命傷はゼロでした。お湯には慣れた。暗さは日中家にいないから関係ない。結露は拭けばいい(拭いてないけど)。揺れも慣れた。スーパーは…まあ、ギャップでした。でも引っ越したいと思ったことは一度もありません。

見落としは、なくせない。でも、人はだいたい慣れる。だから完璧な内見を目指すより、「これだけは慣れられない」という条件——僕なら職場からの近さ——を外さないことの方が、ずっと大事だと思います。

それでも僕は、オンライン内見で決めてよかったと思っています。往復数万円の交通費と丸一日の移動を節約して、住んで2年、部屋には満足しているのだから。

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